このサイトは15年前に 作成しました
今 見ても時代の 流れに 風化していないコンテンツにも
思えるのですが そうは 言っても 技術は 日々進み
僕も常に向上心と好奇心を持ち
この業界で生き続けていますので
現在の症例と比較すると 見劣りがあるのは否めません
そこで サイトを刷新しようと決意はしたのですが
日々忙殺されている自分があります
著者近影 高知県仁淀川にて娘と
年間 1000本を超える
インプラント治療の依頼がある現在があります
それは 年に1度2度の タイトルマッチがある
ボクシング選手というよりも 毎週 地方を巡業する
プロレスラーに近いものがあるように感じます
一つの闘いを終えれば 次の日には
違う街での新たな闘いが待っている
スクワットや筋トレなど基本トレーニングはするものの
次々現れる 強敵との文字どおり『血みどろの戦い』の中で
実戦的な筋肉 そして 研ぎ澄まされた技術
それに耐えうる体力が身についている老練なプロレスラー
それが インプラント医としての僕の姿だと思います
それを 症例ごとに 整理して きれいに装飾して
多くの解説を入れてお見せするほど 時間も体力もない自分を
受け入れざるを得ませんでした
そこで 治療完了に至り
閲覧許可を患者さんに いただいた ケースから
気まぐれ 思いつきに必要以上の説明もなく言葉も添えず
装飾もなく
淡々と掲示してゆこうという方針の下で
今回のサイト更新 刷新と いたしました
インプラントで30年生きてきた歯科医師の僕の治療で
『混沌としたケース』はどの様に変化するのか
良くも悪しくも 画像は雄弁に語ってくれるはずです
それを 見ていただきたいのです
それも イラストや 他者からの引用ではなく
当歯科の今 現在の 症例を 一口腔 数枚の画像で
演出することなく お見せします
「幸せな家族はいずれも似通っている。
だが、不幸な家族にはそれぞれの不幸な形がある」
これは ロシアの文豪トルストイ が書いた
アンナ カレーニナの一節です
虫歯や歯周病 外傷など 歯を喪失する理由も様々であり
喪失の程度も様々であり それに伴い
心の痛みも 様々であります
『混沌としているその状況』は
世の不幸を象徴しているようです
一方 適切な治療をなされた 後の口腔内は
『穏やかな調和』がそこにはあると思うのです
この 『混沌』から『調和』へわずか数カ月で変化させる
『ダイナミクス』
せっかちで行動主義の僕をインプラント治療に没頭させる
理由がここにあります
最期に 掲載に協力いただいた 患者さんに
深く感謝をいたします